日本

今回は単にWiMAXの通信速度を見ていくのではなく、地域によって一体どれほどの差があるのかを調べていきたいと思います。平均という概念は何かの指標とする際に非常によく使われていますが、はたしてそれがどの程度私たちの役に立つ情報となってくれるのでしょうか。

 

都会と田舎ではきっと回線速度が雲泥の差だろうと考えているそこのあなた。実際のところはというと...

都道府県別に見るWiMAXの平均通信速度

北海道
47.82Mbps

青森
26.39Mbps

秋田
28.97Mbps

岩手
38.17Mbps

石川
38.22Mbps

新潟
44.47Mbps

山形
63.0Mbps

宮城
40.63Mbps

福井
30.82Mbps

富山
46.96Mbps

群馬
29.77Mbps

栃木
42.33Mbps

福島
46.0Mbps

山口
47.41Mbps

島根
52.26Mbps

鳥取
32.01Mbps

兵庫
36.17Mbps

京都
45.7Mbps

滋賀
32.27Mbps

長野
23.86Mbps

山梨
17.19Mbps

埼玉
40.51Mbps

茨城
39.4Mbps

広島
42.51Mbps

岡山
44.55Mbps

大阪
56.22Mbps

奈良
27.65Mbps

岐阜
47.68Mbps

愛知
32.27Mbps

静岡
40.74Mbps

東京
55.72Mbps

千葉
29.92Mbps

長崎
28.93Mbps

佐賀
43.54Mbps

福岡
52.76Mbps

和歌山
27.15Mbps

三重
34.52Mbps

神奈川
33.77Mbps

熊本
69.33Mbps

大分
29.47Mbps

愛媛
41.75Mbps

香川
20.24Mbps

鹿児島
37.89Mbps

宮崎
36.05Mbps

高知
107.08Mbps

徳島
29.46Mbps

沖縄
25.46Mbps

あまり見やすいとは言えない図ですが、日本地図に平均的なWiMAXのダウンロード速度を記入してみました。また、これらの通信速度は全てみん速の平均データを参考にして作成しております。

 

この図を見て分かる通り、意外にも都会だからと言って回線速度が速いとは限りませんでした。あまり人が多くなさそうな島根県や熊本県、兵庫県、岩手県などではなぜかとても平均下り速度が高いです。しかし、それらの都道府県よりは都会であるはずの愛知県では、32Mbpsという数値を記録しており、必ずしも地方だからと言って回線が遅いわけでもないということがハッキリと数字で分かります。

 

また、東京都では55Mbpsを記録し、大阪府でも似たような回線速度であることから、WiMAXはこの2つの都市を中心にして全国的に電波拠点を広げていったのでしょう。そして、田舎のクチコミは件数その物が少ないということもあるため、たまたま回線速度の優れた地域に住んでいるWiMAXユーザーが喜びのあまりクチコミを掲載しているという線も考えられます。

 

平均ではなく上限下限で見る通信速度

田舎の都道府県 ダウンロード速度のピンキリ度合
山形県(直近3か月24件) 1.0Mbps〜53.34Mbps
熊本県(直近3か月34件) 0.57Mbps〜199.61Mbps
島根県(直近3か月32件) 0.91Mbps〜90.22Mbps
高知県(直近3か月7件) 0.98Mbps〜441.66Mbps
上記4県の都道封建の平均ダウンロード速度を調査すると、いかに平均という数字が役に立たないかが分かる。ただ、平均値を引き上げるためには比較的スムーズで快適なネット回線を大勢の人に提供できている必要があるため、意外にも平均値と中央値は近い位置を差しており、大体の人はこれらの田舎に住んでいてもWiMAXの不安定さに不満を感じていないようだ。

 

しかし、それとは逆に都会であればあるほどWiMAXに対する不満の声が募っている。東京・大阪ともに一定の水準を満たしているように見えるが、やはり良い評価の人と悪い評価の人とではクチコミの内容が全く逆になっているし、WiMAXの回線速度(ダウンロード速度)にも雲泥の差が見られた。

 

このことから、いくら人口カバー率が高いからと言っても、日本全域99%のエリアをカバーできているとは口が裂けても断言できない。むしろ、人口カバー率という言葉は使わない方が消費者に誤解を与えずに済むのではないかとすら感じました。